紅葉に帰還す
コメント 2件
- 日記
八ヶ岳は今が紅葉真っ盛り。
1週間前はまだまだでしたが、この2〜3日で一気に色づきました。
季節の変化は、予期せぬ速度で、ある日突然訪れます。
空の青さと紅葉の鮮やかさ。原色同士がせめぎ合うコントラストが美しい。
11月は総天然色。
木々たちはいきおい饒舌になります。
ウォーキングでよく通る近所の並木もすっかり様変わりしました。
紅葉ロードと化しています。
こんな景色を目の当たりにすると、クルマを置いて撮影してしまうのは、クルマ好きの性でしょうか。
首都圏ナンバーのポルシェやBMWなども来ていて、皆さん、スナップを撮っていました。
そんな撮影タイムの間に、積車に載せられたDS21が京都からガレージハウスに帰ってきました。
積車から下ろされ、
交代でC6が載せられ、京都へGO。
5ヶ月ぶりに戻ってきたDS21。
入庫の理由は、八ヶ岳の標高に合っていなかったキャブレターの調整など何点かありました。
DS21は60年以上前のクルマですが、当時としては全長4.8メートルと異例の大型でした。
この巨体を現代で走らせるには、かなり気を遣います。
後退時、どこかにぶつけてしまうかも?そんな不安がよぎります。
センサーやカメラだらけの現代車に慣れてしまうと、何もついていない旧車の巨体はなかなかに怖い。
ひとつ電子アシストが欲しいところです。
で、リアカメラをつけてもらいました。
クラシカルな内装に現代的なモニターは無粋ですが、要らない場合は取り外しが可能です。
官能のエキゾーストやキャブ吸気音を奏でるアルファロメオ ジュリアとは違って、シトロエンDSはサウンドを楽しむ類のクルマではありません。
魔法のアシが生む摩訶不思議の乗り心地が最大の魅力です。
エンジンサウンドではなく乗り味を堪能する。
アルファロメオとは対極にあります。
そこで、音についてはオーディオが欲しくなる。
しかし、今のクルマと違って付ける箇所がないし、雰囲気も壊したくありません。
そんな要望に応えてくれたのが、こちらのサウンドバー。
GZ(グラウンドゼロ)というブランドです。
DSのインテリアを邪魔しないようワンオフしてもらいました。
ヘッドユニットもないし、見た目はシンプルで、内装に馴染んだセンスの良い仕事です。
ボリューム調整つまみが1つとUSBが2口だけ。
iPhoneの充電も音楽再生もばっちりです。
そして、肝心の音質は、ナチュラル系なグッドサウンド。
良い音してます。
DSの仕上がりをチェックしたら、再び、紅葉並木に移動して撮影タイム。
ボディーへの映り込みが鮮やかです。
クルマは、自然や街の風景を映す鏡。
濃色のボディー色を選んだのは、映り込みにより景色と一体になれる、そんな理由からです。
八ヶ岳の紅葉はあと数日がピーク。
美しさは、短く、儚いもの。
やがて落ち葉となって散ると、圧倒的な肺活量をもってそれを吹き飛ばす。
冬はすぐそこに来ています。
空気は澄み切り、風景の透明度が日に日に増してくると、八ヶ岳で一番長いシーズン、そして最高のシーズンの始まりです。
COMMENT
DS戻って来たんですね👍
それにしても素晴らしい紅葉。極上RideのDSで心地良い音楽を聴きながらのドライブは極楽ですね。いやむしろ走らずに紅葉観ながらの極楽リスニングルームでも良いですね。
3年待ってやって来たDSですが、さらに数ヶ月のドック入り。
なかなか乗る機会がありませんでした。
やっと乗れるようになりましたが、八ヶ岳はそろそろ冬です。
流石に雪道を乗ることはありませんから、置いた状態でのリスニングルームプランも有り、ですね。