修行部、投入堂をめざす
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- 日記
今年も、ガレージハウス繋がりの愉快な仲間たちと鳥取へ。
一泊二日のBOW年会です。
目的の第一は、砂漠の中心で愛を叫ぶことではなく、
はい、こちらのお店の大人気メニュー、
今の時期しか食べられない絶品親ガニ丼!です。
丼一杯に、贅沢にも親カニ(雌の松葉ガニ)が10匹使われており、お値段4500円也!
これ食べるために数百kmを走って来ました。
あ〜んど、もう一つの目的が、断崖絶壁に建つ国宝=投入堂。
投入堂は、1300年前、修験道の開祖=役行者が法力一撃!エイヤッ! と投げ入れたとか。
そんな伝説を直に自分の目で見たかった。
鳥取を訪れる度に、いつもそう思っていたのですが、2人以上のパートナーと一緒でないと入山が許されないため、未だ実現できてなかったんですよね〜。
ところが、今年は、YGH修行部(?)のTッキー隊長とYU君隊員が同行してくれるとのこと。
頼れる若者たち、ありがトゥー!
遂におじさんの悲願を果たす時が来たのです。
さわやか筋肉お兄さんの隊長、マッスルポーズが決まってまっする!
まずは、三徳山三仏寺山門の石段を上がり、登山参拝受付所へ。
おっつ、ここで履き物チェック!
険しい山岳路なので、事故防止のため、滑りにくい履き物でないと入山できません。
隊長のスニーカーはNGだったので、大枚700円をはたき、藁草履をゲット!
藁草履を履いた隊長の足元、テンション上がってまっする!
標高900m、最奥部の投入堂までは、急峻な山岳道。
往復で1時間半〜2時間の行程。
じゃあ、行ってみ曜日!
と軽口を叩いてみたものの、出ました!いきなりの難所、心臓破りのカズラ坂!
坂と言うより、ほとんど崖!
なんてこったい!これは、まるで木登りじゃないですか!
最初の難所越えで、すでにヘロヘロなんですが、続いてそそり立つのは、クサリ坂!
2時間サスペンスの最後らへんで、片平なぎさが「犯人はお前だ!」の決め台詞を吐く、そう、あの断崖絶壁なんです!(ザブーンッと波しぶきの音)
あ!海ではなく、山なんすけどね。
前日の雨で岩が濡れて滑りやすくなっているし、足をかける窪みもピンポイントで、頼れるのはクサリを掴んでよじ登る己の腕力のみ!
キツい!キツ過ぎまっする!
山は、参拝者の体力と気力の前に頑として立ちはだかるのでした。
ハアハア、頼む、休憩させてくれ〜!
やっとの思いでクサリ坂を登り切ると、待っていたのは、この眺め。
文殊堂から望む絶景でした!素晴らC!
きっと千年前から変わらない景色なんでしょうね。
せっかくなので、回り縁を一周してみました。怖っ!
さらにその上には地蔵堂があり、三徳山の登山道は、幾つものお堂を巡るルートになっているんですね。
意外にヤバいのが、馬の背。
掴まる木も岩もなく、わずかばかりの足元を体幹バランスだけで進まなくてはいけません。
もしも足を滑らせたら、崖下に滑落してしまい、大変危険です!
めっちゃ緊張しました。
牛の背は楽勝で、ここを越えると、
岩屋の中に観音堂を発見!
洞窟のようになったお堂の裏側をくぐると、
その先に忽然と姿を現したのが、投入堂!おぉ!
とうとう辿り着きました!
断崖にへばりつくように建てられた摩訶不思議な建築、その圧巻の光景が眼前にありました!
命を擦り減らし、登って来た者だけが見ることができるその姿。感無量です。
達成感にテンションMAXの隊長と隊員!
しっかし、よく見ると断崖にでっかいスズメバチの巣が!
ヤバッ!撤収!
下山は、登りに比べれば体力的には楽ですが、油断をすると命取りなので、慎重に慎重に。
撤退戦は、神経を消耗します。
無事下山です。ふぅ。
所要時間1時間40分。
参拝受付の人が言うには、過去には、滑落事故で何人も死者が出てるそうです。
投入堂への参拝は、命がけ、修行以外の何ものでもありません!
死なないまでも、滑落事故は、多々起きるそうで、クサリ坂で体重を支えきれなくなって落ちた女性の話なども聞きました。
それだけに投入堂を参拝し、帰って来た時の喜びは一入です。
仲間たちから帰還を祝福されるYGH修行部の図。
なんか地球滅亡の危機を救って生還した『アルマゲドン』のヒーローになった気分。
(エアロスミス ♪I Don’t Want to Miss a Thing♪ が感動的に流れる)
そして、この後、親ガニ丼を堪能したのでした。めでたしめでたし。
(BGM盛り上がり、写真3に戻る)
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